人気のシューキューブと極うまケーキ6点
一番人気の「シューキューブ ヴァニーユ」(税込400円)です。一番上は板チョコでリスの絵柄が可愛く、手のひらサイズのキューブの中に、カスタードと生クリームがギッチリ詰まっています。
確かに手で持ってガブリ!っていった方が食べやすいし、美味しく感じますよね。
上層のミルキーな生クリームは滑らかで甘さ控えめ。少しポタッとした下層のカスタードは高級なタヒチ産のバニラビーンズを使っているとのことで、卵味よりも甘いバニラの風味が前に出て、本当に美味しいです。
あと外側のシュー生地は、なんとデニッシュなんです。ちょっと塩気があって香ばしいバター風味で、トップの板チョコがいいアクセントになり、2層クリームとの相性もバッチリ。
評判どおり最高に美味しかったです。
他にもイチゴ味やメイプル、ピスタチオ、マロンなどがあり、大食いタレントの「もえのあずき」さんも、ご自身のブロクでべた褒めしていて、大好きなようです(※下記の実食ブログで確認できます)。
基本はシュークリームなんですけど、ちょっと変わり種のクリームパン見たいな所もあり、すごく斬新で面白い一品だと思いました。
大人気の「ショコラオランジュ」(税込650円)このカチューシャが可愛いです(※クリスマス限定仕様)。
しっとりしたビター味のチョコスポンジに、濃厚だけどフワッと滑らかに仕立てたチョコとオレンジのムース。中心には酸味の効いたオレンジのジュレが。
中身はチョコオレンジの旨味たっぷりなムースと、チョコスポンジの相性が抜群で、めっちゃ美味しい。オレンジジュレで後味も軽く、パクパクと食べちゃいました。
お店の定番といわれる「タルト カカオエット」(税込570円)濃厚でねっとりした生キャラメルクリームと、滑らかなバニラムースのコラボケーキで、サクサクなタルトの上には、ポリポリでトロトロな落花生(千葉県産)のキャラメリゼが詰まっています。
カカオエットとはフランス語で落花生の事ですが、まさに落花生そのままの味わい。すごく濃厚ですが甘さがほどよく、めちゃくちゃ美味しかったです。
かなり推されている「ヴェリーヌ ショートケーキ」(税込660円)で別名「飲むショートケーキ」とも言われています。
「ヴェリーヌ」はエクラデジュールの時にもご紹介しましたが、お洒落な前菜やグラスデザートの事を指していて「視覚的にも美味しさを感じながら」食べられます。
例えばストローが2本刺さってますが、これ、赤のストローは底の方の苺ピューレ用、黒はその上の生クリーム用。見た目もイイし、実用的だと思いました。
実際に吸ってみると、フランス産という苺ピューレは「苺味」がしっかり感じられて甘酸っぱく濃厚。
上の生クリームはトロトロなのに味が濃くて旨味タップリ。とってもミルキーな仕上がりで、ゴクゴク飲めちゃいますし、2つを混ぜれば「苺ミルク」に早変わり。
中の新鮮な大粒苺と、シットリのスポンジをスプーンですくって頬張りつつ、苺クリームを飲む… ちょっと甘めですけど、苺の酸味がほどよく効いて、とっても美味しく頂けました。
こちらも人気「ショートケーキクラシック」(税込560円)です。上のヴェリーヌとは明らかに方向性が違っていて、中の生クリームやスポンジがしっかりしています。
グラスに入れる事で「全部の具材が融合」して相互に影響し、普通のショートケーキよりも、旨味がギュッと濃縮している感じ。
苺のフワッとくる香りも素晴らしく、これほんと美味しい… 甘さ控えめでスポンジもジュワジュワして、しっとりで滑らか、アッと言う間に食べ終わっちゃいました。
人気の「フレーズルビー」(税込650円)です。真っ赤なグラーサージュ(表面のコーティング)の中には、少し甘めで滑らかな苺味のムースがタップリと詰まっています。
中心付近には酸味が爽やかなライムクリーム。これ、意外に相性が良いです。メリハリが付いて両方の旨味が増し、もうパクパクと食べちゃいました。
土台はフワフワでシットリなピスタチオのビスキュイ。こちらもコク深く、上のクリームとよくマッチして、すごく美味しかったです。
お店のスペシャリテ「ショコブールキャラメル」(650円+税)です。とってもフォトジェニック。
早速パクリ。ツヤツヤなグラサージュの中には、濃厚で滑らかな舌触りのチョコムースと、キャラメルのムースがコラボになっています。どちらも甘さは控えめ。
中身はこんな感じ。下の方にちょっと焦がし風味で甘じょっぱい「トロトロな生キャラメル」が入っていて、これ最高に美味しい! チョコとキャラメルのムース、そして生キャラメルが口の中で「渾然一体」となってトロケます。
土台に敷かれたチョコはパリパリ、その下はサクサクなチョコのビスケット生地で、少し甘じょっぱく良いアクセントになり、めっちゃ美味しかったです。
まとめ-素材を活かした絶品ケーキが素晴らしい
以上ですが、さすがに本場フランス人シェフが作ったケーキだけあって、素材を存分に活かしつつ、メリハリが効いてバランスが良く「見た目もバッチリ」のケーキが多く、SNSで人気なのもよく分かります。Twitterでは↓
夕方は伊勢丹でひとさまのお宅への手土産探しをし、屋上でオヤツ休憩。
カカオエットパリのクイニーアマンとクロワッサンダマンド。
美味美味。しっかりバター。
テーブル席は人気なので、タイミング良く座れて良かった。 pic.twitter.com/9hYKwiJrmo— ERIEZA ROYAL (@erieza_royal) November 5, 2019
これも美味しそう…♡ 季節ごとに色々な限定メニューが登場して、そのどれもが高評価なので、基本的にハズレがない良店だと思いました。
気取らないフレンドリーな外観と丁寧な接客
最寄りの中目黒駅からは徒歩8分。外観はお洒落だけど何となくファーストフード店のようなお手軽な雰囲気があります。
左側がお店の入り口、右側がカウンターで、3席のみですがイートインできます(雨天や真冬はテイクアウトのみになるそうです)。
店内は狭くて混雑しますが店員さんの対応が素晴らしく、キビキビかつ丁寧で、優しい応対は好感が持てました。
ドリンクメニューは全てカップ入りのテイクアウトのみ、ホットかアイス、SかMサイズを選べます。
種類はエスプレッソ(S320円/M360円)、カプチーノ(S350円/M390円)、カフェラテ(S350円/M390円)、カフェアメリカン(S320円/M360円)、ホットチョコレート(S380円/M400円)、オレンジジュース(S300円/M360円)、紅茶(S300円/M360円)、ペリエウォーター(S450円)となっていました(※全て税別)。
きれいなショーケースの中には美味しそうな生ケーキや、色々なシューキューブがズラリと並んで、もうパラダイス状態。クロワッサンなど焼き立てのパンもありました。
パリの有名ホテルで修業したフランス人シェフ
お店のオーナーシェフは「ジェローム・ケネル」さん。生粋のフランス人です。
ジェロームさんは洋菓子専門学校を卒業後、パリの有名パティスリー「ラデュレ」に就職。その後はパリの3つ星レストラン「ルカ・カルトン」で21歳ながらシェフパティシエに就任して存分に腕を振るい、更に志願する形でピエール・エルメ氏に師事。
そこで現在の奥様で、たまたま日本から研修に来ていた「椛澤貴子」(かばさわ たかこ)さんと出会ったのだそうです。
椛澤さんも生半可な方ではありません。「ラデュレ」や「ピエールエルメ」などの有名パティスリーで様々な技術を学び、なんと在仏歴は7年という、筋金入りのパティシエなのです。
そんな貴子さんと出会い、研究熱心なジェロームさんはパリの5つ星ホテル「プラザアテネ」の超有名シェフパティシエ「クリストフ・ミシャラク」氏(世界洋菓子選手権で優勝)の下に、自ら志願して飛び込みます。
すぐに実力が認められ、ミシャラク氏の右腕としてスーシェフに就任し、洋菓子作りの基礎や応用などの「様々な技術」を直々に学びます。
そういう忙しい時期に、以前から日本文化に興味があったジェロームさんは、日本へバカンスに来てすっかり気に入ってしまい、そのころ結婚した貴子さんと一緒に「カカオエット・パリ」を開いたのだそうです。なんか素晴らしいロマンスを感じます。
そんなジェロームシェフのこだわりは「フランス洋菓子の伝統を守りつつ、美しく美味しいケーキを作ること」だそうで、それはお店にズラリと並ぶ、フォトジェニックなケーキを見れば一目瞭然です。
2人の「運命的な出会い」から生まれたカカオエット・パリ。これからも仲良くお店を続けていって欲しいと思いました。
店舗の詳細
カカオエット・パリ 2006年オープン | |
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住所 | 東京都目黒区東山1-9-6 |
電話番号 | 03-5722-3920 |
営業時間 | 平日10:00~19:00、土曜日・日曜日10:00~18:30、日曜営業 |
定休日 | 木曜・第3水曜 |
店舗形態 | 洋菓子専門店 |
価格帯 (1単価) | 400円~500円台 |
イートイン | あり 3席 |
駐車場 | なし、近隣にコインパーキングあり |
特記事項 | 完全禁煙、子供可、カード可、焼き菓子は通販可能 |
公式サイト | カカオエット・パリ |
近くの人気店 | チーズケーキ専門店 ヨハン |
Googleマップの口コミリンク
お店の地図情報と口コミがご覧になれます。
インスタグラムの参考ページ
※多少関係の無い投稿が混じります。