インスタグラムで人気の個性的なケーキ9点
見た目が素晴らしい「マンザナ:620円(税別)」です。
中には甘くて薫りの良い青りんごのムース、中心には酸味の効いたカシスのムースがギッチリと詰まり、旨味たっぷり。味にメリハリが効いてめっちゃ美味しいです。
土台のしっとりでサクサクのサブレもアクセントになり、甘みと酸味のバランスが良く、1口食べたらパクパクと止まらなくなりました。
一番人気の「シチリア:590円(税別)」です。グリーンで三日月型の美しいフォルムの中には、濃厚なシチリア産100%のピスタチオのムースと、相性の良いミルクチョコの2層のムース。土台はふわふわチョコスポンジです。
中心付近のフランボワーズのソースが絶妙なアクセントになって、意外にサッパリと食べられます。表面に薄い生クリームの層があってミルキーさも感じられ、マイルドな味わいがプラス。めっちゃ美味しかったです。
2番人気の「ミストラル:570円(税別)」です。甘めのトロピカルフルーツのムースの中に、甘酸っぱいカシスのジュレが詰まっています。
中央の窪みに入っているのは濃厚なマンゴーのソース。フォークを入れるとトロリと下に流れて、絶妙な味変も楽しめました。
人気の「スフェール:620円(税別)」です。フランス語で「球体」という意味。
中には滑らかなチョコムースと、中心にトロピカルなパッションムース、土台には少し甘めな、四角形のザクザクなチョコ(ライスチョコみたいな)があしらわれていました。
ケーキを食べているというより、1つの芸術作品を食べているかのようで、めっちゃ美味しかったです。
こちらも人気「リヴィエール:600円(税別)」です。主張の強い赤くて情熱的なケーキかと思いきや、甘さ控えめのまろやかで爽やかな味わい。
中身はフワトロでミルキーなショコラムースと、酸味を抑えたベリーのジュレという組合せ。
ほのかに香る「ぶどうの風味」がアクセントになっていて、誰もが違和感なく食べられる、極上のケーキだと思いました。
よく推されている「コロンビア:550円(税別)」です。
中はコロンビア産の高品質なチョコムースと、甘酸っぱいイチジクのコンポートという組合せで、チョコムースに混ぜられた香りの良い、スパイシーなトンカ豆(クマルの種)がアクセントになっています。
こちらはかなり主張の強いケーキですが「イチジクの程よい酸味」で全体のバランスが整えられ、とても美味しく頂けました。
めっちゃ美味しいと評判の「ゴルゴンゾーラチーズケーキ:580円(税別)」です。
ちょっとクセがありますが、甘じょぱくて濃厚かつクリーミーなゴルゴンゾーラチ―ズと、上のチーズ味でサクサクなマーブルクッキーが相性ばっちり。
スポイトの中には甘いメープルシロップが入っていて、ぶちゅっと掛ければ手軽に味変も出来ちゃいます。
全体に甘さ控えめなので、甘めが好きな人は最初から全部かけてもイイと思いました。とても美味しかったです。
人気のシュークリーム「シャンピニー:260円(税別)」です。
シューは薄めでサクサク、中にはもったりと滑らかなディプロマットクリーム(カスタード+生クリーム)がタップリで、アッという間に食べ終わっちゃいました。
ちょっと小ぶりですが、中のカスタードは甘さ控えめなので、好きな人は3個ぐらい一気に食べられる美味しさだと思います。
めっちゃ可愛いと評判の「みつばちマーヤ:520円(税別)」です。
みつばちマーヤは「お城の様なミツバチの巣で生まれる」のですが、それを模した形のケーキにしているので、しばし見惚れてしまいます。
周囲を囲む城壁にはホワイトチョコのウェハース、中はイチゴ味の生クリームに、少し酸味のある蜂蜜レモンのムースがたっぷり。
土台のタマゴ味が濃い、フンワリとしたスポンジとも相性が良く、中心には苺も隠れていました。
マーヤはチョコで出来ていて、食べずにとって置きたい出来栄え。すごく美味しかったです。
まとめ-リピーターが多いお店 ホールケーキも!
以上ですが、ケーキはどれも甘さ控えめで見た目がバッチリ。お店には常連さんと思われる方がひっきりなしに入ってきます。あと色々とデザインのオーダーが可能な、ホールケーキも人気です。
押し花風でめっちゃキレイです。しかもこのホールケーキは昔懐かしいバタークリームなのだそうです。いいなぁ…
念願のオーダーケーキ。しだれ桜の柄オーダーしかしなかったけど、キルシュ好きを伝えていたら、キルシュ漬けの刻んだサクランボ🍒が入っていて、ホント、超ハッピー!#パーラーローレル pic.twitter.com/sc90VPRcb9
— 糖活部長 (@amaigaseigi) March 16, 2021
この方も常連さんでしょう。すごく上品で華やかですねぇ…
ケーキ買いすぎたので、一個おやつにした!パーラーローレルのタルトタタンだ🥧 pic.twitter.com/Lnnee5ocpB
— Roundly (@ilbon_ilbon) December 24, 2019
こちらもめっちゃ美味しそう。甘酸っぱいリンゴの香りが、ここまで匂ってきそうです。
1つ1つの完成度が高く、何となく懐かしい味わいがする。それがこのお店のよい所かも知れません。
隠れ家風で重厚な外観、駐車場もあり
お店の外観は目立つ看板などは一切なく、重厚かつレトロな雰囲気。駐車場も2台分あります。
創業は1980年。先にご紹介したミスチルの桜井和寿さん、女優の草笛光子さんなど、数多くの有名人がお忍びで来るほど、地元では超有名店なのだそうです。
多彩なドリンクとレトロモダンなイートイン
老舗だけにドリンクは種類が多いため、下記のアコーディオンメニュ―にまとめました。ご覧になりたい方はクリックしてみてください。
イートインは15席。店内にはお洒落なアンティーク家具が配され、ダークブラウンで統一された椅子とテーブルはかなり年季が入っています。でもよく磨き込まれていて、とってもオシャレでした。
私はアイスコーヒー、相棒はストレートティーを頂きましたが、とても美味しく、店員さんも優しく上品な接客で、ゆっくりと美味しいケーキを味わえました。
常に新しい味を模索し続ける熟練シェフ
オーナーシェフは「武藤邦弘」さん。代官山の名店「シェ・リュイ」の立ち上げに関わり、その後シェフとして5年間勤務します。
1980年に独立し「パーラーローレル」をオープンしましたが、当時は九品仏駅周辺に本格的なパティスリーなど皆無で、かなり経営にご苦労されたそうです。
そんな武藤シェフのこだわりは「リピーターを大事にしながら常に新しい味のケーキに挑戦する」こと。
やっぱりそうでしたか。こういう「こだわり」はお店の雰囲気や、個性的で美しいケーキの中で、見事に表現されていると思います。
現在はフランスやベルギーで修行を積んだご子息の「武藤康生さん」と一緒にお店を守りながら、日本洋菓子協会の副会長も務められ、若手の育成に力を入れられているとか。
これからもますます繁盛して欲しいお店だと思いました。
店舗の詳細
パーラー ローレル 1980年オープン | |
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住所 | 東京都世田谷区奥沢7-24-3 |
電話番号 | 03-3701-2420 予約可 |
営業時間 | 9:30~19:30(閉店時間)、日曜営業 |
定休日 | 無休 |
店舗形態 | 洋菓子専門店 |
価格帯 (1単価) | 500円~600円台 |
イートイン | あり 15席 |
駐車場 | あり(2台) |
特記事項 | 完全禁煙 |
SNS | Instagram:2代目シェフ:武藤康生さんのアカウント |
近くの 観光地 | 九品仏浄真寺(東京都指定有形文化財の仏像が多数あります) |
Googleマップの口コミリンク
お店の地図情報と口コミがご覧になれます。
テイクアウト用の休憩ベンチ
お店周辺で検索しご紹介しています。九品仏駅に近い「九品仏広場」には幾つかのベンチと簡易トイレがあります。ただ、休日は子供連れの人が多くなるそうです。