安くて美味しい絶品ケーキ5点
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一番人気の「モンブラン」(432円税込)。安いのにけっこう大きめです。
たしかに。マロンクリームは鼻に来るぐらいしっかりとラム酒が香って、濃厚かつなめらかで深みのある味わい。少し甘めです。
中のミルキーなクレームシャンティはフワッとして軽めな食感で、ほとんど甘味を感じず、このメリハリ感がとてもよいです。中心にはゴロゴロとしたマロングラッセも入っていました。
土台のアーモンド味でシットリ系の厚めなタルトがまた素晴らしいです。なるほど、中にはカシスが忍ばせてあり、ちょっと甘酸っぱい風味もプラスされてます。
贅沢な作りでほんと美味しくて、なんか得した気分になっちゃいました。
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これもよく推されている「シューアラクレーム」(194円税込)です。
たしかに大きいです。シューは厚みがあってしっかりしたタイプ。サックリして旨味タップリで、これだけ食べても美味しいぐらいです。
中にギッチリと詰まった甘さひかえめのクレームディプロマット(生クリーム+カスタード)は黒くてツブツブしたバニラビーンズもしっかり。
どちらかといえばタマゴ味よりもバニラの風味が強く、食感は固めではなかったですが、コクあって濃厚で、メッチャ美味しいです。
リピーターがまとめ買いするとかで、売り切れ率が高く、確実にゲットしたい人は午前中に行ったほうがよいと思います。
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人気の「サヴァラン オ ロム」(432円税込)です。
まず最初にラム酒がフワッとかおります。かなり本格派のサヴァランですが、お酒の弱い人が食べると卒倒するような強さじゃなく、適度に効かせているのがイイ感じで、下の方にはカスタードクリームが程よく詰まっていました。
トップのクレームシャンティも濃厚で、ジュワジュワなスポンジとよく合います。
底の方に溜まっているかおり高いシロップが、トロトロのカスタードクリームとまざり合い、最高に美味しい。これはお値段以上だと思いました。
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こちらも大人気の焼き菓子「アルハンブラ」(手前:270円税込)です。やすっ!
ラムレーズン入りで生地がギュッと詰まってます。 チョコも入っており食べ応えあります。 リーズナブルで嬉しい美味しさ。 270円
みなさん手放しで褒めている人が多く、全然手抜きされてないです。ナイフでググッと切ろうとしても中々切れないぐらいにギッチリで、手で持ったほうが食べやすいかも知れません。
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ちょっと見にくかったのでアップしました。
香りの良いラムレーズンと、香ばしくザクザクとしたナッツに濃厚なチョコ、具材をつなぐアーモンド風味のビスキュイもサクサクで、アッと言う間に食べおわっちゃいました。これ、270円とかありえないです。あと↓
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こちらは以前ご紹介した首都圏の人気パティスリーの絶品ケーキをたくさん集め「味くらべ」ができる新宿高島屋:パティシェリア限定の「和みのモンブラン」です。
ル・ジャルダン・ブルーはパティシェリアの出品にも力を入れていて、これは食べてみたいかも… 本店の方でも季節ごとに、さまざまなケーキが提供されているようです。
まとめ-美味しいケーキをリーズナブルに食べられる
以上ですが、ケーキはどれも本格的な作りで種類も多く、値段的には都心より1個あたり100円~150円は安いと思います。
あとこのお店を色々調べてみると「7,8年前からほとんどケーキの値段が変わってない」です。しかもケーキは以前と変わりなく「美味しい」という評価が多いですね。
これは「とても良心的だ」という証拠でしょう。
しかもリピーターが非常に多く、1人のお客さんがたくさんのケーキを買うから採算が成り立つという「しっかりとしたサイクル」が、自然にできているお店だと思いました。
お店は明るくレトロな雰囲気、駐車場も4台分あり
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京王線の永山駅からは徒歩10分ほど。正面のおしゃれなウッドデッキが目立ちます。パッと見た感じはレトロな喫茶店風で、右側には大きな駐車場(4台分)もあるから、車で行く人も便利だと思います。
落ち着いた雰囲気の店内には、みがき込まれたレトロな家具が配置され、その上に可愛い焼き菓子がきれいにディスプレイされていました。
ピカピカのショーケースの中にはキラキラした生ケーキが20種類以上。ケースの上には焼き立てのクロワッサンなども並び、近づくと甘い匂いがプーンとただよってきて、思わずクラクラしちゃいます。
左側のショーケースは豪華なホールケーキに、めっちゃ美味しそうなタルトやパイ、お値段も1000円台からと、かなりリーズナブルでした。
※現在は10時~18時の時短営業中。
くつろげるイートインにおしゃれなテラス席もオススメ
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こちらがイートインの様子。店内は数年前に改装したとかで、上品でお洒落な雰囲気。
席の間隔はそれぞれ十分に取られていて、小粋な2人掛けのテーブルが3つ並んで6人、窓際のカウンター席に2人で計8人、外のウッドデッキに2つ丸いテーブルがあって計4人、合計で12人座れます。
ドリンクメニューはコーヒーと紅茶(Hot&Ice)のみですが、どちらも350円で、紅茶は有名なダーマンフレールの「ジャルダンブルー」(茶葉は店内で購入可能)が提供されています。ポットで出てくるから、なみなみ2杯は飲めます。
店員さんの応対も丁寧で礼儀正しく、出てくる食器もお洒落で、私と相棒は紅茶を頼んだのですが、評判通りとっても美味しくて、ゆったりとした時間を過ごせました。
ただし、店内はお客さんの出入りが頻繁で、かなり混雑します。生ケーキは平日なら大体夕方4時頃、週末は2時頃までに「ほとんど売り切れになる」ことも珍しくないようです。
※残念ながら現在はイートインを自粛中とのこと。
名声を求めず地道にケーキを作り続けるオーナーシェフ
オーナーシェフは「福田雅之」さん。福田さんは1982年に洋菓子専門学校を卒業後、都内のパティスリーで勤務し、1987年に神戸の名店「アンテノール」(1978年創業)に入社。
2000年には洋菓子世界大会「クープ・ド・モンド」の日本予選で優勝(ショコラ部門)し、36歳でさらに技術を磨くため渡仏。
フランスではパリの世界的な名店「フレデリック・カッセル」や「リュック・ギエ」「レイナル・ド・プティ」などで約2年半に渡り、厳しい修行に明け暮れます。
そして2001年の修行時代に念願だったクープ・ド・モンドの本選に日本代表として出場、見事に日本勢を「総合準優勝」に導き、2004年には現在の「ル・ジャルダン・ブルー」をオープン。以後15年以上に渡り「地元の人気店」として愛されてきました。
そんな福田シェフのこだわりは「お客さんとの繋がりを大切にして生涯勉強のつもりでケーキを作ること」だそうで、ほんと、こういう1言にもお人柄が透けて見えますよね。
福田シェフは有名になろうとか人気になりたいという気持ちは「更々ない」ようです。常に毎日、自らケーキを作る事でお客さんの心を掴んでいく、そういう地道で謙虚な気持ちが、お店の繁盛に繋がっているのかも知れません。
「ル・ジャルダン・ブルー」これはフランス語で「青い森」という意味ですが、これからも緑豊かな多摩で、美味しいケーキを作り続けて欲しいと思いました。
店舗の詳細
ル・ジャルダン・ブルー 2004年オープン | |
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住所 | 東京都多摩市乞田1163 |
電話番号 | 042-339-0691 予約可 |
営業時間 | 10:00~20:00、日曜営業 ※現在は10時~18時の時短営業中 |
定休日 | 火曜、水曜(公式インスタグラムで告知) |
店舗形態 | 洋菓子専門店 |
価格帯 (1単価) | 200円~400円台 |
イートイン | あり イートイン3テーブルで6席、カウンター2席 テラス席2テーブルで4席 計12席 ※現在はイートイン自粛中 |
駐車場 | あり 4台分 |
特記事項 | 完全禁煙、子供可、店内の写真撮影は不可(目の前のケーキを撮影するのはOKのようです)、カード不可 |
近くの 観光地 | 乞田・貝取ふれあい広場(桜の名所でアスレチックコースがあり、家族連れに人気。無料駐車場もあり) |
Googleマップの口コミリンク
お店の地図情報と口コミがご覧になれます。
テイクアウト用の休憩ベンチ
お店から400mほどの「滝の上公園」にはベンチが2つと水道があります。緑が多く、春は桜並木が綺麗だそうです。
インスタグラムの参考ページ
※パティシェリアの投稿分も含みます。