SNSで人気のケーキ
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一番人気の「ミルフィーユ」（540円税込）で姿形がドッシリとしています。
発酵バターに粉はヴィロンのスペシャリテ。しっかり焼いてかなりの厚さのあるパイ生地が口の中でほどけながら香ばしさが広がるのがいい感じ。
「ヴィロン」というのはフランス産の高級な小麦粉の事です。パリの一流パティスリーがよく使っているとかで、素材にこだわっているのがよく分かりますね。早速パクリ。
3枚のパイはパリパリのザクザクで非常に香ばしい仕上がり。ちょっと苦味があって発酵バターの風味がタップリで、口の中でホロリと来ます♡
こういうパイは何日も掛けて「地道な折返し作業」をしないと作れないので、普通のパティスリーでは中々食べられません。
中にはしっかり目のバニラ風味のカスタードクリームが詰まっていますが「パイの旨み」を消さない為なのか、主張はそれほど強くはなく、全体的なバランスが”絶妙”に整えられている感じがします。
とにかく出来栄えが素晴らしいです。甘さも控えめでパクパクいけちゃう美味しさでした♪
よく推されている「モンブラン」（600円税込）です。「バルケット型」という伝統のタルト型を使い、作っているみたいですね。他では中々見られない珍しいモンブランだと思います。
トップのモッタリとしたマロンクリームはちょっと甘めですが、しっかりラム酒が効いていて深い味わいです。中のクレームシャンティも意外とコク深くて濃厚。でもラムのおかげでそれほど重く感じません。
中心付近には化粧品などでお馴染みの”お肌に良い”とされる、ローズヒップのジュレ。何となく上品な香りがしてほんのりと酸味が効いてます。この組み合わせがイイですね。全体的な旨味と風味が増している感じがします♪
土台のタルトはシットリ目のサクサク、その上の香ばしくホロホロなシュトロイゼル（そぼろ状のクッキー）も良いアクセントになり、ちょっと甘めでしたが、とっても美味しく頂けました♪
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よく推されているお店のスペシャリテ「ブロンテ」（640円税込）です。
豆感の強い濃厚でコク深いピスタチオのムースが上下に2層。真ん中に挟まれた柔らかい酸味だけど香りの強い、野いちごのムースが”しっかりとコラボ”して”絶妙の旨味”を引き出しています。
とっても上品で滑らかな味わいですね。土台のアーモンド味のビスキュイは粗目で香ばしく、ザクザクとした食感で良いアクセントになり、メッチャ美味しかったです。
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お店の定番と言われる「ルーローモカ」（360円税込）です。
クルクル度が強いのはオーナーシェフのこだわりで「見た目よく何処から食べても同じ味になるように」作っているのだとか。
ふむふむ… ロールの生地はしっかりと焼き上がっていて、焦がし風味で非常に香ばしく、シットリとした食感です。
中のバタークリームがまたイイですね。少し塩気があって生地に負けないぐらい超濃厚です。思い切ってバクっと頬張れば、口の中で生地の旨みと薫り高いコーヒーフレーバーがフワッと広がり… こんな美味しいロールケーキは今まで食べたことがない！
間違いなく今日一番のケーキです。いやはや、この出来栄えには驚きましたね。見た目からして高貴な気品を感じるようで、後味も何故か意外と軽く、これなら「ロール一本食い」も楽々出来ちゃうと思いました♪
まとめ
以上ですが、お値段的にも素材の良さや、掛かっている手間を考えれば決して高くないです。味的には以前ご紹介したブロンディールに近い気がしますが、こちらも負けず劣らず完成度が高いと思います。Twitterでも↓
ビガローのオペラノワゼット
ノワゼットの風味をプラスしたオペラ。アンビバージュが多めでしっとり美味しい。#ケーキ #スイーツ #cake #sweets #甘活 #デザート #パティスリー#スイーツ好きな人と繋がりたい#ビガロー#オペラノワゼット pic.twitter.com/XM0eAAXHf6— シン★ ケーキ好き (@cakesukisin) October 30, 2019
見た目が地味だけどすごく美味しそう♡ 総合的に見てこのお店は間違いなく「アタリ」だと思います。
パンや焼き菓子も評価が高く、私が言うのもなんですが「人に教えたくないお店」というのはこのお店の事でしょう（笑）
機会があれば是非また伺いたいと思いました。
お店の特徴（外観、イートイン、サービス面）
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金色の看板がオシャレで、黒を基調にしたシックな感じが素晴らしいです。
この賑やかな写真や看板が良いですね。”ウェルカムな雰囲気”がごく自然に表現されていて、とても入りやすかったです。
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店内は撮影禁止ですが、こんな風に目の前のケーキを撮影するのはOKのようです。ちなみにこちらはガトーフレーズ（520円税込）定番のショートケーキですね。ミルキーで美味しいと評判です♪
お店の中には可愛い小物がたくさん置かれ、床も幾何学模様で、すごく上品なフレンチレトロ感が漂っていました。あと、焼き菓子コーナーも非常に充実しています。
イートインはお店の出窓の前に丸テーブルが2つ置かれて4席。店員さんは笑顔が素敵な方で、丁寧な接客をして頂き、とても満足できました。
オーナー紹介
オーナーシェフは石井亮さん。石井さんは洋菓子専門学校を卒業後、田園調布の名店「パティスリーレピドール」に4年務められ、2000年に洋菓子修行のため渡欧。ルクセンブルグの王室御用達ショコラティエ「オーバーワイス」や、パリの有名店ブーランジェリー＆パティスリー「ル・グルニエ・ア・パン」などで約3年間、厳しい修行を経験し2003年に帰国します。
帰国後は古巣の「パティスリーレピドール」でシェフパティシエに抜擢され、以後11年間勤務します。その間に海外でも評価の高い「ジャパンケーキショー」で金賞を3回、大会会長賞にも3回輝きます。そして2014年に40歳で独立し、念願の「パティスリー ビガロー」をオープンさせました。
そんな石井シェフのこだわりは、公式HPにも書かれていますが「どこにでもあるケーキをどこにも無い、ここにしかない味で提供すること」だそうで、これって「すごく難しい」と思いますが、今回食べたケーキ考えると、本気で取り組んでおられるのが良く分かります。
今年でオープンから5年目。SNSでの人気を見ると「熱烈なリピーター」を多数獲得されているようです。これからもご自身の夢を叶えるべく、挑戦を続けて欲しいと思いました。
店舗の詳細
| パティスリー ビガロー 2014年オープン | |
|---|---|
| 住所 | 東京都世田谷区桜新町1丁目15-22 |
| 電話番号 | 03-6804-4184 |
| 営業時間 | 9:00～19:00、日曜営業 |
| 定休日 | 水曜日 |
| 店舗形態 | 洋菓子専門店 |
| 価格帯 （1単価） | 300円～600円台 |
| イートイン | あり イートイン2テーブルで4席 |
| 駐車場 | なし |
| 特記事項 | 完全禁煙、店内の写真撮影は不可（目の前のケーキを撮影するのはOKのようです） |
| 公式HP | パティスリー ビガロー |
| 近くの 観光地 | 長谷川町子美術館（サザエさんの聖地） |
Googleマップの口コミリンク
お店の地図情報と口コミがご覧になれます。
インスタグラムの参考ページ
実食ブログ
