濃厚で個性的な人気ケーキ8点
形が可愛いくて大人気の「サッカマン・オ・マロン」(520円+税)です。
栗味が濃厚でしっとり滑らかな和栗ペーストが特徴のモンブランで、ぽってりと厚みがあり、食べごたえがあります。
土台は香ばしくカリカリのメレンゲ、中にはコク深く甘さ控えめの生クリーム、中心にはマロングラッセが入っていて、これがまたいいアクセントに。
全体のバランスが良く、とっても美味しかったです。
お店の代表作「ピュイサンス」(490円+税)です。
外側はアーモンドクラッシュを振り掛けてカリカリにキャラメリゼ。中には濃厚なへーゼルナッツクリームと、ねっとりとしたキャラメルガナッシュがたっぷりで、1口食べるとクラクラします。
チョコ&ナッツの黄金コンビ。少し甘めの味付けですけど、私には丁度良く、土台に敷かれたカリカリのメレンゲがアクセントになって、最高に美味しかったです。
定番と言われていてるモンブラン(580円+税)です。1年を通して提供されています。
マロンクリームは少しもったりとした食感。洋酒が結構効いて深みがあり、栗味も強いです。対照的に中の生クリームはふわっと軽く、甘さ控えめで、口の中でスッと無くなる感じ。
マロンに軽い生クリームが混ざると旨味がグンと上がり、土台のサクサクなタルトの中には、小さな栗がたくさん入っています。とにかく美味しくて、あっと言う間に食べ終わっちゃいました。
こちらも可愛いと人気の「カノ」(470円)この佇まいが“そそり“ます。
上半分は甘酸っぱくてふわっとした苺のムース。下半分は外カリで中しっとりなピスタチオ風味のタルトに、酸味の効いたグリオットチェリーと、濃厚なピスタチオのブリュレがたっぷり。
旨味があり味のメリハリが効いて、酸味と甘さのバランスも丁度良く、めちゃくちゃ美味しかったです。
売り切れるのが早い「シュー・クロッカン」(320円+税)です。
シュー生地はプラリネがいっぱい散りばめられて、厚皮のパリパリでポリポリ、中のクレームパティシエール(カスタード+生クリーム)は、卵味がめっちゃ濃厚でとっても滑らか、バニラビーンズのツブツブも、はっきりと確認できます。
これは本当美味しい… 特にクレームパティシエールの出来栄えが最高で、今まで食べた正統派シュークリームの中で、1,2番の美味しさだと思いました。
人気のミルフィーユ(左490円+税)とマルキーズ(右450円+税)です。
パリッとしたパイ、ぽってりとしたクリームにラズベリーの香りと酸味がアクセント、ベリーが好きな私には嬉しい新鮮な味わいでした。
確かにミルフィーユはメリハリが効いていてめっちゃ美味しいです。パイのザクザク感と、旨味たっぷりなムースリーヌのモッタリ感… 甘めですけどベリーの酸味で後味も軽く、パクパク食べれます。
マルキーズはもう見た目通り「滑らかで濃厚な生チョコのカタマリ」をそのまま食べている感じがして、口の中がトロトロに。
少し甘めなのでコーヒーのお供に最適。1個で大満足できました。
最後は見た目が地味だけど「めっちゃ美味しい」と評判の「マニフィック」(540円+税)です。
超濃厚で滑らかなジャンドゥージャのムース(プラリネ+チョコ)に、酸味がガツン!と効いたオレンジガナッシュという、刺激的な組み合わせです。
底の方にはパリパリのフィヤンティーヌと、サクサクなアーモンドタルトが配置されて、抜群のアクセントに。とにかく一口ごとに「甘味と酸味がバチバチに勝負」していて、本当に力強いです。
いや、これはもう完璧でしょう。お店の隠れた代表作で、完全にお値段以上だと思いました。最高に美味しかったです。
まとめ-力強く完成度の高いケーキが多い値段もグッド
以上ですが、かなり驚きました。どのケーキも少し甘めな味付けながら、濃厚で個性的で、しかもリーズナブル。
店名のピュイサンスはフランス語で「パワー」という意味ですが、その名の通り「力強く完成度の高いケーキ」が多く、まさに神奈川の隠れた名店だと思いました。
お店の外観はスタイリッシュで隠れ家風
お店は閑静な住宅街の一角にあり、最寄りの青葉台駅からは少し歩きます。外観はとてもスタイリッシュでお洒落な感じ。
一応看板は出ていますが、道からだと植木で遮られていて少し見つけ難いです。予め場所を知っている人じゃないと、よく分からないかも知れません。
駐車場はお店から150mほどの所に2台分確保(第2パストラルミヤタの20番と21番)してあるそうです。
路線バスで行く場合
駅からお店までは1.7キロあり、歩くのが億劫な人は「青葉台駅から藤が丘駅間」を走っている東急の路線バスで行けます(青葉台駅:1番のりば:みたけ台経由 藤が丘駅行)。
藤が丘駅からなら1番のりば:みたけ台経由 青葉台駅行で行けます。
どちらもお店近くの「みたけ台中学校入口」というバス停で降りましょう(運賃220円、所要時間:青葉台駅から6分/藤が丘駅から8分:運行間隔12分)。
シックな店内に絶品ケーキが12種類、予約も可能
店内はシックで上品な雰囲気。お洒落なショーケースの中には品数を絞った「12種類ほどのキラキラした生ケーキ」が並んでワクワクします。週末は売り切れが早いとの事なのでご注意を。
焼き菓子コーナーも充実していて、美味しそうなクッキーがずらりと並んでいました。
イートインはカウンター席が4つあるのですが、残念ながら「忙しい冬はお休み」とのこと。春先からは土日以外は開催という話なので、また機会があれば伺いたいと思いました。
あとこのお店はケーキの電話予約も可能だから便利です。
良質な素材でオリジナルにこだわるオーナーシェフ
オーナーシェフは井上佳哉(いのうえ よしや)さん。ご実家は40年続いた洋菓子店で、小さい頃から洋菓子に親しんで来られたそうです。
専門学校卒業後に「焼き菓子が美味しいこと」で有名な大田区馬込の老舗「メゾン・ド・プティ・フール」で焼菓子の修行を5年間したのち、本場フランスへ渡ります。
その後はMOF(国家最優秀職人章)の称号を持つ「ダニエル・ジロー」を始め、フランス各地の人気パティスリーを渡り歩き、約2年間の厳しい修行を経て帰国。
帰国後は世田谷の尾山台で河田勝彦シェフが主催する老舗「オーボンヴュータン」で3年勤務したあと、2001年にピュイサンスをオープンさせました。(※現在は移転後の店舗)
そんな井上シェフのこだわりは「他店が面倒で手を出さない面白いお菓子を作ること」だそうで、それは原料から製法に至るまで、ある意味、採算がギリギリになっても、こだわっていきたいとの事でした。
味のレベルが全然違うと思っていましたが、やっぱりタネがあったんですね。逆にいえばそういう「お菓子に込められたシェフの熱い情熱」こそが、スイーツファンの心を、“惹き付けて止まない理由“なのかも知れません。
店舗の詳細
ピュイサンス 2001年オープン | |
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住所 | 神奈川県横浜市青葉区みたけ台31-29 |
電話番号 | 045-971-3770 予約可 |
営業時間 | 10:00~18:00、日曜営業 |
定休日 | 木曜・第1第3水曜(※変更の場合もあり) |
店舗形態 | 洋菓子専門店 |
価格帯 (1単価) | スイーツ:400円~500円台が主流 |
イートイン | あり カウンター4席(平日のみ、繁忙期は閉鎖) |
駐車場 | あり 2台(第2パストラルミヤタの20番と21番) |
特記事項 | 完全禁煙、カード不可、電子マネー不可、子供可 徒歩の場合は距離があるので「青葉台駅から藤が丘駅間」を走っている東急の路線バス(青葉台駅は1番のりば:みたけ台経由 藤が丘駅行/藤が丘駅は1番のりば:みたけ台経由 青葉台駅行)に乗ると便利。 店舗近くの「みたけ台中学校入口」というバス停で下車(運賃220円、所要時間6分/8分:運行間隔12分)。 |
SNS | Facebook、Instagram |
公式HP | ピュイサンス |
Googleマップの口コミリンク
お店の地図情報と口コミがご覧になれます。
テイクアウト用の休憩ベンチ
お店周辺で検索しご紹介しています。お店から250mぐらいの所に「みたけ台公園」という広い公園があって、緑が多く、幾つかのベンチがあります。水道やトイレもありました。