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名物の焼き菓子「ゴーフレット」がインスタで大評判 蔵前駅フォブス

パティスリーフォブス/人気スイーツ/ゴーフレット
蔵前駅の「パティスリーフォブス」は名物の焼き菓子「ゴーフレット」とめっちゃ可愛いケーキがインスタで大評判。そしてお店のすぐ隣には「クレール ドゥ リュンヌ」という、これまたSNSで高評価の人気店があり、お互いに「高品質なケーキ作り」で競い合っているみたいです。

名物のゴーフレットと人気のケーキ4点

 

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一番人気の「ゴーフレット」(1枚/410円+税)です。これはフランスの伝統的な洋菓子「ゴーフル」ですね。

バターたっぷりの手焼きのゴーフルに
バニラビーンズがサンドされてひんやり冷たいシャリシャリのお菓子。おいしすぎて♡

ほんとにシャリシャリです。何でも「3種類の砂糖」を組み合わせて、この”ザラメ食感”を出しているそうで、旨味タップリのバニラが香るバタークリームと、フンワリでしっとりなウエハースの生地が”口の中でトロけて”めっちゃ美味しいです。

これ「何処かで食べたことのある懐かしい味だ」と思ったら、子供の頃に食べた「風月堂」の”缶入り円盤型ゴーフル”を、10倍ぐらい美味しくしたお菓子なんですよ。

風月堂のゴーフルは裕福な親戚の家に遊びに行った時だけ、ごく希に出てくる特別なお菓子で、いやーなんかほんと、急に思い出が蘇ってしまいました。

 

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お店のスペシャリテ「ショコラオテ」(594円+税)です。めっちゃ可愛い!

アールグレイ香るガナッシュの中にイチジクが入っているムース。なんといってもこの滑らかさ!美しすぎて食べるのがもったいなかったです(´・_・`)

早速パクリ。なるほどこれは紅茶のムースケーキですが、かなり複雑な味わいです。

まず、表面のグラサージュ(コーティング)はホワイトチョコです。中には甘さ控えめの、ほろ苦く滑らかな紅茶のムースがたっぷり。中心付近は白ワインで煮たイチジクの甘いジュレと、ミルクチョコのムースが入っています。

イチジクが濃いです。ミルクチョコは味に深みを与えるだけというか、香りが控えめなので、プチプチとしたイチジクの存在感が際立ちます。香り高い紅茶のムースとも相性バッチリ。

一番下の紅茶味のサブレがサクサクでいいアクセントになっています。食べる時は中心のイチジクをザクッとすくって食べたほうが、より美味しいと思います。

 

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ショコラオテと一緒によく推されている「ショコラグリオット」(594円+税)です。

濃厚チョコとグリオットの酸味の良いバランス、うまい。

確かに。外側の濃厚なチョコムースと、中の酸味の効いたグリオットチェリーのジュレが見事にマッチして、甘さも丁度いいです。

あと、中心に仕込まれたバニラ味のブリュレ(濃厚カスタード)が、味に深みを加えています。土台のサックリした香ばしいクッキー生地は、アーモンドの”ツブツブ感”があって、これがまたイイ感じ。

最後は口の中で”全部トロけて”メッチャ美味しく頂きました。

 

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こちらも大人気の「タルトフレーズ」(658円+税)です。

旬の大粒苺と共に、タップリと絞られたピスタチオクリームは、滑らかで豆感が強く濃厚。でも甘さは控えめなので、ジューシーな苺とよくマッチしています。

バター風味でサクサクな土台のタルトは、中にカスタードクリームを流し込んで焼き上げる「クレーム・フランジパーヌ」仕立てで、”苺の果肉”もさり気なく散りばめてあり、メッチャ美味しいです。

素材が生きてます。一切手抜きがなくてタルトの作りが斬新で、お値打ちの一品だと思いました。

 

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絶品と評判のミルフィーユ(584円+税)です。

フィユタージュ(折込み加工されたパイ生地)はとても香ばしくてパリパリ、中のクレーム・ムスリーヌ(カスタード+バター)はもったり濃厚で、バニラビーンズがたっぷり。思わず目をつぶってしまうぐらいの美味しさです。

非常に完成度が高いです。お好きな方にはぜひオススメの逸品だと思いました。

まとめ-真面目で高品質なケーキが魅力

以上ですが、フランス洋菓子の”基本通り”と言いますか、素材を厳選して真面目に作ったケーキが多く、価格的にも決して高くないと思います。

しかも目玉商品のゴーフレットを始め、他のケーキもそうですが、ココでしか食べられないような”オリジナリティー”が、さり気なく隠してある。

やはり人気になるだけの理由があるのですね。とても素晴らしいお店だと思いました。

あと近くには美味しいレモンパイが評判の「洋菓子レモンパイ」がありますので、興味のある方は御覧ください。

本場フランスのクラシカルな外観、焼き菓子も多い

 

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こちらがお店の外観で本場フランスのパティスリーのよう。フレンチブルーとホワイトを基調にした、さわやかで上品な雰囲気が漂っていました。

お店までの道順

このお店は駅近の部類ですが、最寄りの蔵前駅は「大江戸線」と「都営浅草線」が離れて交差して、”出口が少し複雑”なので道順をご説明します。

まず大江戸線の場合は電車を降りたら「A5出口」を目指しましょう。エレベーターなので楽々地上に上がれます。地上に出たら「左」に曲がり、そのまま歩道を道なりに歩き、信号のある2つ目の交差点(寿3丁目)を「右折」し、真っ直ぐ「60m」ほど歩いた「右側」にお店があります。

都営浅草線の場合は少しお店から遠くなります。まず「A4出口」から地上に出て「左」に曲がり、少し歩いた「コモリヤ」という玩具問屋の右側の路地を「左」に入ります。真っ直ぐ歩いて信号のある交差点(蔵前小学校)に出たら「右折」し、真っ直ぐ「220m」ぐらい歩いた「右側」にお店があります。

 

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店内はホワイトとブラウンを基調にした清潔な雰囲気で、ショーケースの中には品数を絞った美味しそうなケーキがズラリと並んでいました。

※現在、コロナ感染予防のため、入店は1組ずつになっているそうです。

 

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焼き菓子コーナーもこの通り、品数が豊富でかなり充実しています。

 

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こちらがイートイン。白いカウンター席が4つあります。席の間隔はそれほど狭くありませんでした。

(※残念ながら現在は業務多忙でイートインは休止中とのこと)

ドリンクメニューはコーヒー(400円+税)、アイスコーヒー(450円+税)、エスプレッソ(380円+税)、紅茶(アールグレイorアッサム:400円+税)、アイスティー(450円+税)の5種類。夏場はグラニテやパフェの提供もあるようです。

店員さんの応対は優しく丁寧で、私はコーヒーをケーキと一緒に頂きましたが、とっても美味しかったです。

あと週末は午後2時~3時頃までに「ほぼ売り切れ」になる日が多いそうですので、早めに行ったほうが良いと思います。

※現在、平日・土曜 11:00〜18:30、日曜・祝日 1100〜17:30の時短営業中。

瓦葺き職人から転身した努力家のオーナーシェフ

オーナーシェフは「安井義則」(やすいよしのり)さん。元々は瓦ふき職人だった方で、29歳の時に一念発起。好きだったフランス洋菓子の世界に”飛び込んだ”という、異色の経歴を持っています。

安井さんは市ヶ谷の名店として知られた「シェ・シーマ」(現在は閉店)に29歳で就職、まだ10代の若者に混じって、色々と辛い経験もされたそうですが、持ち前の熱意とガッツで、厳しい修行をやり抜きます。

そして自分の技術を更に高めるためフランスに渡り、修行の傍ら、パリで”本場のゴーフル”を食べてあまりの美味しさに衝撃を受け、独立後の看板メニューにする事を決めそうです。

その後は約2年半、フランス国内のパティスリーを渡り歩き、フランス洋菓子の基礎や、本場の独自技術を学んで帰国。

帰国後は恵比寿の高級フレンチ「ロブション」を経て、2016年にパティスリー フォブスをオープン。今では地元蔵前でトップクラスの人気店に成長しました。

そんな安井シェフのこだわりは「基本を忠実に守りつつ、その中に自分独自のオリジナリティを出すこと」だそうで、例えばお店の代表作の「ゴーフレット」は独立前に何と数年を掛けて開発し、ようやく製品化たのだとか。

これからもお隣の「クレール ドゥ リュンヌ」と切磋琢磨しながら色々な事に挑戦し、”オリジナリティ溢れる新作ケーキ”を作り続けて欲しいと思いました。

店舗の詳細

パティスリー フォブス  2016年オープン
住所東京都台東区寿3-8-4
電話番号03-6231-7720
営業時間平日・土曜 11:00〜20:00、日曜・祝日 1100〜18:00

※現在は以下の時短営業中
平日・土曜 11:00〜18:30、日曜・祝日 1100〜17:30
定休日水曜日(祝日の場合は営業、翌日休み) 、その他月に1、2回連休あり(その都度公式インスタグラムで告知)
店舗形態洋菓子専門店
価格帯
(1単価)
400円~500円台
イートインあり カウンター席が4つ(ケーキとドリンクはセットではないが、ドリンクのみの注文はNG)
駐車場なし
特記事項完全禁煙、カード不可、店内の写真撮影は店員さんに断ればOKの様です。
SNSInstagramfacebook
近くの
観光地
国立西洋美術館(世界的に評価の高い美術館。本館が世界遺産に登録されている)

ライバル店クレール ドゥ リュンヌ(すぐ隣の人気店。提携などは一切なく、文字通りのライバル関係のようです)

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