吉祥寺周辺 リピーター個性的隠れ家風

洋酒の効いた大人味のケーキが大人気♡ 立川の名店 洋菓子舗 茂右衛門

洋菓子舗・茂右衛門/人気スイーツ/あんことくろみつ
厳選素材で甘さ控えめの「大人味なケーキ」が食べられると評判のお店です。しかもオーナーシェフはすごく研究熱心な方で、定番ケーキの横には美味しそうな「新作ケーキ」がズラリと並べられています。追記:このお店は2019年に立川市へ移転されました。

洋酒を巧みに使った大人味のケーキ6点

一番人気の「あんことくろみつ」(税込650円)です。トップを飾る大粒の大納言には濃厚なホワイトチョコが掛けられ、その下はラム酒がガツン!と来る「練りあんのムース」が強烈で、完全な大人味。

この味が好きな人は上半分だけすくって食べると良いかも。美味い!

でもその下の黒蜜のシャンティは意外に甘くてミルキーな感じ(練乳?)、ココでキッチリと全体のバランスが取られていて、一緒に食べれば洋酒系が苦手な人でも違和感なく食べられます。

土台はサクサクとしたココナッツのダックワースで、これもイイ感じ。

和菓子のあんこがこんな風に使われているケーキは初めて食べました。ラム酒との相性がとてもよく、ちょっと衝撃でした。

こちらも人気の「サヴァラン」(税込550円)です。

強烈すぎ… 生地を口に入れるとブワッ!と来るぐらいオレンジリキュールが効いていて、これ食べたあとは車の運転はしないほうが良いかも。薫りが凄い…

甘いのでトップのシブーストと一緒に食べたほうが良いです。すごく個性的ですけど、レベルが高いサヴァランで、推されているのもよく分かります。

定番と言われる「じゃがいものショートケーキ」(税込630円)。こちらはお酒が使われていません。

ふわっとした甘いホワイトチョコムースに、ホクホクなじゃがいもペーストを挟んだ個性的なケーキ。

1口食べると「とろりんジャガとミルキーなチョコ風味」が口の中で絶妙に混ざりあい、旨味がぐんぐん増す感じで、めっちゃ美味しく頂けました。

こちらも定番「キャヌレ・ド・ボルドー」(税込250円)です。

外カリだけど固くなく、薄皮一枚の焼き加減。中はしっとりモチモチでラム酒がフワッと香って、クラクラきます。

昔ながらと言いますか、カスタード風味がめっちゃ美味しくて、ペロリと食べちゃいました。

人気の「アラビカ」(税込650円)です。コーヒーシロップでジュワジュワのしっとりなスポンジに、甘くモッタリとして濃厚なムースリーヌ(カスタード+バター)。

ほろ苦いコーヒーシロップの香りがとてもよく、洋酒がしっかりと効いて濃厚なムースリーヌと相性抜群。最高に美味しかったです。

アラビカについて
コーヒー豆とコーヒーのフリー画像

出典:Pakutaso

名前通りの美味しさだったので「アラビカ」について少しご紹介したいと思います。

コーヒ好きな人はご存知かと思いますが、全世界で販売されているコーヒー豆は、大きく分けてロブスタ種とアラビカ種の2種類に分類されます。

ロブスタ種は主に「缶コーヒーやインスタントコーヒーの原料」として使われますが「アラビカ種」はロブスタ種に比べ、風味がとても豊かなので「スターバックス」などのコーヒーショップでよく使われます。

特に標高800m以上の高地で育てられたアラビカ種、例えばジャマイカ島の山岳地帯で収穫される「ブルーマウンテン」(いわゆるブルマン)は味や香りが格段に良く、昔からコーヒー豆の最高級ブランドとして珍重されています。

但し、日本に出回っているブルマンの「大部分は偽物」とされていて、本物は欧米諸国にのみ出回り、日本国内では極めて入手困難とも言われています。

このケーキに本物のブルマンが使われているかどうかは分かりませんが、香り高いコーヒーシロップが「味の決め手」なのは間違いないと思いました。

次は「ベルギービールとりんごのテリーヌ」(値段失念…)です。

なんと上の白いソースはプラリネを絡めたビールの味。でも美味しい…

中はミルクチョコのテリーヌになっていて、フランベしたリンゴのソテーが挟まっています。真ん中はネットリとしたショコラ生地。

お味はとにかく濃厚の一言。リンゴの酸味が後味を爽やかにして、重い感じはそれほどありません。洋酒の香りが素晴らしく、とても美味しく頂けました。

まとめ-ケーキの入れ替わりが早くそのどれもが高評価

以上ですが、お店のケーキは日によって新作ケーキへ「突発的に入れ替わる場合」があります。

また上でご紹介した「定番」と言われているケーキが仕込みの関係上「並ばない日」もあるので、もし無かった場合はあきらめて新作ケーキを買いましょう。

新作ケーキは味わってみると分かりますが、やはりオーナーさんが研究熱心なのか、相当に作り込まれていて、ほとんどハズレがなく「美味しい」との評価が多いです。

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和風でスタイリッシュな外観、店内はレトロ風

このお店は2019年5月6日に立川市へ移転されました。こちらが新しいお店の外観で、和風モダンな感じが素晴らしいです。

洋菓子舗 茂右衛門周辺のストリートビュー

※現在は金土日のみの営業だそうです。営業時間も11時から18時までの時短営業中とのお知らせが下記の公式Facebookで出されています。お出かけの際は確認してからの方が良いと思います。

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上の写真は定休日の写真で、お店の「のれん」が掛かってない場合はお休みです。のれんはこちら↓

めっちゃお洒落です。のれんの文字は「ようがしほ もえもん」と読みます。

お店の場所は砂川九番交差点近くですが、一軒家の奥まった所にあるので、この“のれん“を目印に探せば見つけやすいでしょう。

最寄りの砂川七番駅からは1.3キロほどです。

砂川七番駅からの道順

歩くのが億劫な方は「立川駅北口」から路線バス(5番のりば:若葉町団地行き/武蔵野美術大学行き、どちらでも乗車OK:立30/31系統:運行間隔は20分)が出ています。

お店近くの「砂川九番」というバス停で降りましょう(所要時間11分、運賃190円)。

店内は白を基調としたお洒落な雰囲気。真新しいショーケースには15種類ほどの生ケーキが並びます。

幾つかの定番品は大体ありますが、その他はオーナーさんの気分次第でコロコロ変わるとか。旧店と同じくイートインはありません。

焼き菓子コーナーは大きくありませんが、レトロな棚とミシンの上に、可愛くディスプレイされていて、とても美味しそうです。

タルトなども焼きたてをそのまま出すスタイルで「完全に味で勝負!」という所が潔いと思います。また、オーナーさんはとても気さくな方で礼儀正く、質問などにも丁寧に答えて頂けました。

旧店舗の情報

外観はシックな黒で統一され店内には渋い掛け軸まで掛かっており、まるで京都の古い呉服店かと見間違えちゃうほど和風な作り。

新店舗にも継承されていますが、これもオーナーさんの「強いこだわり」なのだそうです。

ファッション業界から転身した異色のオーナーシェフ

オーナーシェフは「志村恭代」さん。元々ファッション関連の販売をされていたそうですが、30歳を過ぎた頃にパティシエを目指して一念発起。

その後は日本洋菓子界の重鎮である「弓田亨」さんが主催するフランス菓子学校を卒業し、2012年にこのお店を開いたそうです。かなり異色の経歴ですね。

現在は弓田氏の教えである「日本の素材を使ってどれだけ洋菓子を美味しく表現できるか?」というテーマをお店を開く傍ら、日々研究する毎日だそうで、シェフの洋菓子に対する並々ならぬ情熱は、並んでいるケーキ達を見るとよく分かります。

店舗の詳細

洋菓子舗 茂右衛門 2012年オープン
住所東京都立川市幸町4-36-2(2019年5月6日に移転)
電話番号042-849-7098(新しい電話番号)
営業時間[月木金土日] 11:00~19:00(売り切れ次第終了)、日曜営業

※現在は金土日のみ営業。営業時間も11時から18時までの時短営業(詳しくは公式FacebookかTwitterを参照)。
定休日火曜、水曜
店舗形態洋菓子専門店
価格帯
(1単価)
400円~600円台
イートインなし テイクアウト専門
駐車場なし
特記事項子供可、「立川駅北口」から路線バス(5番のりば:若葉町団地行き/武蔵野美術大学行き、どちらでもOK:立30/31系統:運行間隔は20分)が出ている。店舗近くの「砂川九番」というバス停で下車(所要時間11分、運賃190円)。
SNSFacebookTwitter

Googleマップの口コミリンク

お店の地図情報と口コミがご覧になれます。

洋菓子舗 茂右衛門 · 〒190-0002 東京都立川市幸町4丁目36−2
★★★★☆ · 洋菓子店

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