超濃厚と評判の予約制ガトーショコラ
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こちらが予約でしか手に入らない「ガトーショコラ」です。現在1ヶ月~2ヶ月待だとか。小さいけどズッシリと重く、切ると半熟卵の様にイイ感じで、猫の顔のような型をしています。
税込み3000円は少しお高いかと思いましたが、1口食べてみてビックリしました。もうカカオの薫りが異次元なんですよ。鼻にそのまま突き抜ける感じ。
苦味と甘さのバランスが丁度よく、口触りが絹のように滑らかで、どっしりとした味わいなのに後味がすごく軽く、私は紅茶1杯で1本丸々食べちゃいました。
これはめちゃくちゃ美味しいですね… それ以外の言葉が見つかりません。日本最高どころか、世界最高のガトーショコラと言ってもよい気がします。
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お高いだけに品物は高級感溢れる化粧箱に1つずつ入っていて、常温で3日間、冷蔵だと2週間の賞味期限があります。
箱を開けた途端にカカオの薫りがブワッと来て、まさにスペリャリテと言いますか「特別な日の特別なチョコケーキ」という演出が自然に施されている感じがしました。そして見た通りインスタ映えも抜群。
より美味しい食べ方は3通り
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このガトーショコラは大きく分けて「3通りの食べ方」が出来るそうです。1つ目はレンジで15秒ぐらい温め(上記動画)、フォンダンショコラの様に中トロトロで食べる方法。
2つ目はトップでご紹介した様に「ケンズカフェ東京の本店」で購入し(常に作り立てのみを販売)家でそのまま食べる方法です。まるでテリーヌショコラの様に口の中でトロリと溶ける「濃厚で芳醇な味わい」を楽しめます。
そして3つ目は冷蔵庫で数時間冷やして生チョコの様に少し硬さを出し、口の中で、モッタリとゆっくり溶けていく味わいを楽しむ方法です。
私は3通りの食べ方を全て試しましたが、それぞれに美味しいです。
特に3番目は口の中がヒヤッとして、カカオの濃厚な香りとコクを「より長く楽しめる」のでオススメだと思います。あと↓
ケンズカフェのガトーショコラ濃厚!美味い(´﹃`) pic.twitter.com/Rwyod1oAFm
— そら (@ealice0828) August 30, 2019
こんな風にバニラアイスや生クリームを添えたりバゲットに挟んだりと、様々なアレンジを加えて食べるのもアリだと思います。
私は岩塩を振って少し甘じょっぱくしたら、旨味がグンと増した気がしました。
グルテンフリーの独自製法
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このガトーショコラはお店が独自に開発したというクーベルチュールチョコレート(上記写真:製菓用のチョコ)「KEN’S」を主原料に、ブランド卵、無塩バター、グラニュー糖のみを加えた完全手作りで、小麦粉などは一切使用しないグルテンフリーなのだそうです。
手間が掛かる分、大量生産はできないので、お客は入手するまで時間が掛かってしまうのですが、実はすぐ購入できる「裏ワザ注文」もありますので、次項でタップリご紹介致します。
裏ワザ的注文方法について
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このガトーショコラは本店のネット予約で買うのが一番だと言われています。何故なら作り置きせず、出来たてホヤホヤが食べられるからです。
でも予約だと平均で1ヶ月~2ヶ月待ちになってしまう… そこで!
ネットで評判になっている「裏ワザ」がありました。このお店は基本的に完全予約制で、店頭販売はしていないのですが、手違いの事も考えてガトーショコラは毎日「予約分より多く」作るそうで「直前のキャンセル分」も当日売りに回されるのだとか。

基本的に上記のHPを参考にしました。
との事でしたが、私はたまたま都内に用事があったので、注文フォームでオーダーせずに平日の午前中に直接お店に伺い「何とか1つ購入できませんか?」とダメ元で交渉してみました。
すると何なく1個購入できたのです!
週末は当日狙いのお客さんが多くて競争率が高い(店員さんが教えてくれました)そうですが「平日の午前中」や「雨の日」は、当日分を入手できる可能性が高くなるそうです。
ちなみに私は交渉するとき「〇〇県から来ました。他の日は都合が悪く来れません、何とかお願いします!」と言いました。その方がスンナリと出して貰えると思ったので。。。(わがままですいません…)
但し、この方法は確実ではありませんので、やはり事前に注文フォームから「当日に購入できるかどうか」を問い合わせてから行った方が、より確実だと思います。
ただその場合でも、普通に予約している人を飛び越えて入手する訳ですから「どうしても待てない理由」が必要になるかと思いますし、それを書いた方がスムーズに行くと思います。
あとこのお店はクレカも色々使えるので便利です(VISA、MASTER、JCB、AMEX、Diners)。
他に都内の有名デパート(松屋銀座地下1階「銘家逸品」及び、東武百貨店池袋店地下1階「全国銘菓撰」)で数量限定ですが「当日に購入可能」だそうです。

外観は隠れ家風の高級レストランのような雰囲気
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イメージ通り高級感あふれる店構え。目立つ看板などはなく、よく見ないと何屋さんか分からない感じで「隠れ家風」の雰囲気がありました。もちろんテイクアウト専門です。
店内はダンボールが無造作に重ねてあったりと少し雑然としています。
そして予約分と思われるブラウンの手提げ袋には、ポストイットがビッシリと貼られ、その後ろには専用の化粧箱がうず高く並べられているので「舞台裏を見た!」というワクワク感がありました。
あとはおもむろに「あのー」と、上に書いた通りの「無理なお願い」をしたのですが、応対してくれた店員さんは快く注文を受けて下さり、無事ガトーショコラを1つ購入する事ができました。
オーナーが仕掛けた起死回生の秘策とは
このお店のオーナーシェフは「氏家健治」(うじいえ けんじ)さん。テレビや雑誌によく登場するので、知っている人が多いかも知れませんが、実はかなりの苦労人なのです。
ホテルやレストラン、パン店などで修業を重ねた後、1998年に東京・新宿御苑前に自身のイタリアンレストラン「ケンズカフェ東京」を開店したシェフの氏家健治さん。当初、経営はなかなかうまくいかず、どん底の状態だった。
元々はイタリアンのお店だった様です。当時は「ウニ山盛りパスタ」などで結構有名だったそうですが、残念ながら平成不況で経営は急降下し、最後は倒産寸前まで行ったとか。
そこで氏家シェフは不評だったディナーやランチを一切辞め、当時から好評だったデザートのガトーショコラのみに焦点を絞ったお店作りをした所、これが大当たりして、今の人気に繋がったそうです。
他のお店が薄利多売でズルズルと悪化する所を、無駄を省きつつ、あえてその逆を行い「ブランド価値を高める」など、相当の先見性があると思いました。
しかしそれも「決して手を抜かない究極のガトーショコラ」あっての戦略だと思いますし、むしろブランドが1本なだけに凋落すれば「あっという間に奈落の底」という、決死の覚悟を常に持っていたからこそ、ここまで成功できたのかも知れません。
これからも益々頑張って頂きたいと思いました。
店舗の詳細
ケンズカフェ東京 1998年オープン | |
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住所 | 東京都新宿区新宿1-23-3 御苑コーポビアネーズ 1F |
電話番号 | 050-5868-9459 |
営業時間 | 10:00~19:00 |
定休日 | 土曜日・日曜日・祝日 |
店舗形態 | ガトーショコラ専門店 |
価格帯 (1単価) | ガトーショコラ:税込み3000円 |
イートイン | なし |
駐車場 | なし |
特記事項 | 完全禁煙、カード可(VISA、MASTER、JCB、AMEX、Diners)、子供可、店内は原則撮影禁止。基本は完全予約制だが「隠された当日売り」がある。 |
SNS | instagram、facebook |
注文フォーム | 注文フォーム |
公式HP | ケンズカフェ東京 |
グーグルマップの口コミリンク
お店の地図情報と口コミがご覧になれます。
テイクアウト用の休憩ベンチ
お店周辺で検索しご紹介しています。※お店の前にある「新宿区立花園公園」には広いグラウンドに沿って多数のベンチが設置されています。
インスタグラムの参考ページ
※デパートなど催事店投稿分も含みます。
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