見た目バッチリの人気ケーキ6点
この投稿をInstagramで見る
真冬に登場して大人気の「モンブラン・イタリエンヌ」(税込)650円です。
洋酒を効かせたマロンクリームはすごく滑らかで濃厚。中には焦がし風味のキャラメルクリームと甘さ控えめの生クリーム、賽の目状のマロングラッセが入っていました。
驚くほどキャラメルクリームのほろ苦さとマロンクリームの相性がよく、土台のメレンゲもさっくさくで、めっちゃ美味しかったです。
この投稿をInstagramで見る
大人気のヴェリーヌ「アメシスト」(税込650円)です。ヴェリーヌとはグラス入りケーキの事ですが、こちらはサングリアをイメージしているとか。
上層はワインでマリネしたオレンジに、酸味を利かせたカシスムースと、バーナーで焼き目を付けた甘いメレンゲクリーム。下層はプルプルな赤ワインのジュレを合わせています。
酸味と甘みのバランスがとても素晴らしく、カシスムースとメレンゲに、深みのあるオレンジの果肉がよくマッチしています。
”ほんのり大人味”の赤ワインのジュレが、全体の旨味と一体感をより一層引き立て、さわやかな後味で、パクパクと食べられる美味しさでした。
この投稿をInstagramで見る
多くの人が推している「ヴェール・マント」(税込650円)。このまま飾って置きたいぐらいお洒落です。
いわゆるチョコミントですが、トップのミントジュレの香りが豊かで、中のもったりと濃厚なチョコムースとガナッシュに、とても良く合っています。
味は全体に甘さ控えめ、ミントフレーバーは人工的な不自然さが無く、フワッと爽やかな口当たりで、サッパリと食べられました。
View this post on Instagram
人気の「ガトー・ショコラ・オランジュ」(税込650円)です。
パリパリのチョコとふわふわのマカロン、その下の濃厚なチョコクリームの中には、酸味の効いた、オレンジのコンフィチュールが隠れています。
その下の2層のショコラ生地はフワフワと軽く、口の中でトロける感じ。ココにもオレンジのコンフィチュールが入っていました。
濃厚なチョコとオレンジの酸味、それを受け止めるトロリンショコラが絶妙で、ペロンと載せられたオレンジピールの苦味も、中々いいアクセントになって、甘さ控えめだから、意外にサッパリと食べられました。
この投稿をInstagramで見る
お店の定番とも言われる「エレガンス」(税込560円)です。
トップのキャラメルクリームの下には甘いチョコクリームが薄く敷かれていて、これが全体のバランスを取っています。その下は爽やかなマスカルポーネのムースと、超濃厚な紅茶クリームがコラボ。
主張の強い2層のクリームとムースが、キャラメルとチョコの甘さで見事に「一体化」しています。一番下に敷かれたアーモンド風味のスポンジも良い感じで、とても美味しく頂けました。
この投稿をInstagramで見る
秋以降大人気になる「和栗のモンブラン」(税込650円)です。
和栗の濃厚な風味に栗のツブツブ感のある、滑らかで上品な甘味のマロンクリームに、ほぼ無糖で軽い食感の生クリームが”抜群にマッチ”しています。
中心には少し甘めで濃厚な洋栗のマロンペーストと、ゴロゴロとしたマロングラッセが入っていて、これがまたメチャ美味しい…
土台の分厚くて香ばしいザクザクのメレンゲクッキーがいいアクセントになり、全体的に甘さ控えめだから、一口食べると止まらなくなりました。
6月~10月のクープグラッセ
この投稿をInstagramで見る
6月限定の「グレープフルーツのクープ・グラッセ 」(税込1300円)です。
中身はメレンゲクッキー、生クリーム、グレープフルーツのマリネ、ブラッドオレンジのグラニテ、蜂蜜風味のアイス、フロマージュブランのアイスです。
甘さ控えめのコク深い生クリームに酸味のあるグレープフルーツとシャキシャキしたブラッドオレンジのメリハリの効いた組み合わせが素晴らしいです。
後半は濃厚な蜂蜜アイスと、トロトロなフロマージュブランが加わり、更に旨味が増す感じで、後味も爽やかにメッチャ美味しく頂けました。
この投稿をInstagramで見る
7月限定の「マンゴーのクープグラッセ」(税込1400円)です。
中身はカットマンゴーにマンゴーのソルベ、メレンゲクッキー、ココナッツ風味のクレームグラッセ、ストロべリーソース、バニラアイス、再びカットマンゴーという構成です。
フレッシュマンゴーとココナッツという、トロピカルな組み合わせが良いです。
マンゴーの甘さに、少し酸味の効いたストロベリーソースと”サクジュワ”なメレンゲ、濃厚なバニラアイスが絶妙にマッチして、最後まで美味しく食べられました。
この投稿をInstagramで見る
8月限定の「白桃のクープグラッセ」(税込1400円)です。
ジューシーで甘い白桃にライチのアイスクリーム、生クリーム、バニラアイス、底の方にはフランボワーズソースとカットした白桃がタップリ。
白桃の濃厚な甘みと爽やかなライチの酸味が素晴らしいです。そこにフワッと仕立てたコクのある生クリームに滑らかなバニラアイスが”渾然一体”となり、めっちゃ美味しいです。
底の方には酸味の効いたフランボーズソースと白桃があり、最後はスッキリとした後味で終われます。
この投稿をInstagramで見る
9月限定の「シャインマスカットのクープグラッセ」(税込1400円)です。
構成はトップにナッツのウェハース、新鮮なシャインマスカットに青りんごのグラニテ(大粒のシャーベット)、バニラアイス、ラムレーズンのソルベ、最後にカットしたシャインマスカットです。
ジューシーなシャインマスカットに、香りの良くてシャリシャリな”青りんごのグラニテ”が凄くいい感じ。
濃厚で滑らかなバニラアイスと、洋酒がググっと効いた大人味のラムレーズンや、パリパリのウェハースがアクセントになって、最後まで美味しく頂けました。
この投稿をInstagramで見る
10月限定の「和栗と洋梨のクープ・グラッセ」(税込1400円)です。素晴らしい出来栄え。
旬を迎えた濃厚な和栗のマロンクリームに、ほぼ無糖でミルキーなシャンティと滑らかなバニラアイス、洋梨のソルベと洋梨のコンポート、周りに飾ってあるのはカリッとしたメレンゲクッキーです。
栗味の強いマロンクリームにバニラアイス、味の濃い洋梨のソルベとゴロゴロな洋梨のコンポート、コクのある生クリームの組み合わせが素晴らしく、香ばしくカリカリでジュワッとくるメレンゲが”絶妙なアクセント”になって、めちゃめちゃ美味しい… これで1400円はお値打ちだと思います。
以上です。年々素材やクープの内容は多少更新されると思いますが、提供される時期は大体毎年同じなので、食べてみたいクープグラッセの”登場時期”を覚えておくと便利だと思います。
まとめ-素材の良さを最大限に活かしたケーキが多い
代表作のクープグラッセの出来栄えはもちろん素晴らしいのですが、その他にも「個性的で美味しいケーキ」がたくさんあったので驚きました。
どれも甘さ控えめで、味のメリハリを効かせつつ、素材の良さを最大限に活かした一品が多く、それでいて1つずつ違った「味と個性」を表現している所がすごいと思います。Twitterでも↓
マテリエルでテイクアウトしたさばら。ジュワッと染み込んだシロップ。甘いなかにチェリーの酸味が丁度いい。#マテリエル #大山 #ケーキ #サバラン pic.twitter.com/vgskMYeSIN
— ratamu (@RatamuSsy) July 1, 2019
これもめっちゃ美味しそう… 他にもタルトや様々なパウンドケーキがネットで評判になっていました。
外観はテーマカラーのオレンジがカラフルでお洒落
View this post on Instagram
オレンジが基調のカラフルでお洒落な外観で、賑やかなスタンド看板と共に、とってもフレンドリーな雰囲気が漂っています。
View this post on Instagram
店内は白と木目の落ち着いた雰囲気。気取った所がなく、店員さんはみな親切です。
ショーケースの中には20種類ぐらいのケーキと、4種類のホールケーキやマカロン、更にショーケースの上には10種類のタルトが綺麗に並んで、とっても美味しそうでした。
イートインは上品でテラス席ありドリンクもお得
この投稿をInstagramで見る
今回は混んでいたので、テイクアウトにしましたが、イートインは2人掛け丸テーブルが2つで4席、外には角テーブルが3つ並んだテラスも6席(最大9席)あります。
どちらもブラウンとブラックを基調にした華奢な作りのテーブルと椅子がイイ感じで、シックで上品な雰囲気を醸し出していました。
インスタでは「平日は意外と空いてる」との情報もあり、飲み物はコーヒー、紅茶(ダージリン)、アイスコーヒー、アイスティー、レモネード、オレンジジュース、ジンジャーエールの7種類。しかも一律250円で選べるからお得です。
https://twitter.com/Brix_00/status/1029297740843368448
あと自家製アイスに色々なソースを掛けて頂く、プティグラッセ(税込500円)が6月~10月に毎月登場し、こちらもお手軽で美味しそうでした。
※現在10時~18時の時短営業中。
基本素材にこだわり感動を生み出す林シェフ
オーナーシェフの「林 正明」さんはアメリカで2年に1度開催される「ワールド・ペストリー・チーム・チャンピオンシップ世界大会」で準優勝(2006年度)に輝くなど、数々の著名なタイトルを獲得した有名シェフで、2010年に独立し、このお店を開きました。
マテリエルとはフランス語で「素材」という意味です。
林シェフのこだわりはケーキの基本である「卵と小麦粉と砂糖」この3つの素材が生みだす「感動」を「いつまでも忘れないようにすること」だそうで、お店に並ぶ美しいケーキ達には、林シェフの「強い願い」が込められているような気がしました。
店舗の詳細
マテリエル 2010年オープン | |
---|---|
住所 | 東京都板橋区大山町21-6 白樹舘壱番館 1F |
電話番号 | 03-5917-3206 予約可 |
営業時間 | 10:00~19:00、日曜営業、※現在10時~18時の時短営業中 |
定休日 | 水曜日 |
店舗形態 | 洋菓子専門店 |
価格帯 (1単価) | 500円~600円台、クープグラッセ:1300円~1400円 |
イートイン | あり 10席(店内4席、テラス席が6席:最大9席) |
駐車場 | なし すぐ近くにコインパーキングあり |
特記事項 | カード不可、完全禁煙、子供可 |
公式サイト | マテリエル |
SNS | Facebook(非公式のファンページ)、Twitter、Instagram |
近くの 観光地 | 板橋交通公園 |
Googleマップの口コミリンク
お店の地図情報と口コミがご覧になれます。
テイクアウト用の休憩ベンチ
お店周辺で検索しご紹介しています。お店から徒歩で6分ほどの「板橋交通公園」は昔の都バスや都電が無料展示され、子供向けの自転車やゴーカートが無料で貸し出されています。
週末は人出が多いそうですが、平日の昼間は人が少なく、園内は広々としてベンチが多く、意外に静かだそうです。トイレや水道もあります。