長時間並んでも食べたい人気のケーキ5点
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大人気の「モンブラン」です(900円+税)。かなりお高いですが、大きさ的には“他ケーキの2個分“あり、毎年秋から冬が一番美味しくなるとか。
外側のマロンクリームはポロポロとした食感で、栗味が相当強め。量が多くて比率で言うとケーキの半分ぐらいを覆っている感じ。ほんのり洋酒が効いていて、めっちゃ旨味があります。
中の生クリームは濃厚だけど無糖、滑らかでコクがあり、中心には甘さ控えめのマロンペースト、土台のキャラメル風味のザクザクとしたメレンゲが素晴らしいアクセントになり、あっと言う間に食べ終わっちゃいました♪
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一番人気の「アメール80%」(720円+税)です。契約した限定農園の最高級カカオのみを扱うという、フランス「ヴァローナ社」のビターチョコムースとスポンジが、多分10層ぐらい重ねて作ってあります。
甘さと酸味と苦味、この3つのバランスを絶妙に調整してあるようで、口の中でトロけて複雑なのに一体感があり、超濃厚なのに意外にサッパリと食べられるという、今までに食べたことが無い味わいで、ある意味、ショコラの概念が変わるぐらいの美味しさだと思いました。
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2番人気の「バルケット オ マロン」(720円+税)です。波型のパリパリチョコ(もちろんヴァローナ製で厚め♡)をザクッとフォークで斬り割ってみると、中には濃厚なマロンのムースがタップリ♪
サクサクな土台の中は酸味のあるカシスジャムを混ぜた甘さ控えめのアーモンドクリームが適度に詰められていて、トロけるチョコと甘いマロンとの絶妙なコラボを楽しめます。こちらも凄く完成度が高い一品だと思いました。
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3番人気の「プラリネショコラ」(720円+税)です。ちょっと重そうに見えますが中は口に入れた途端、表面のミルクチョコと共にジュワーっと溶けていくメレンゲと、プラリネのムースがミックスされていて、ペロッと食べられます。
このお店にしては少し甘めでマイルドな味付けなので、誰もが違和感なく食べられると思いました。賞味期限は30分との事ですので、お早めに。
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よく推されている「ガトータミナ」(870円+税)です。こちらも一番人気のアメール80%と同じく、10層のチョコとスポンジを重ねて作ってあるそうです。
一番の違いはトップのミルキーなチョコクリームと、挟むチョコムースもミルクチョコを使っているので、味が少しマイルドなことです。チョコは好きだけどビターが苦手という人は、こちらを買うと良いかも知れません。
もったりと濃厚なのに口に入れた途端、チョコと生地が解けてトロけるこの感じ… どうやって作ってるのかと思いますね。甘さ控えめで1つでは物足りないぐらいでした。
お店の外観は看板もなく完全に隠れ家風
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最寄りの飯田橋駅からは徒歩6分ほど、お店の外観はこんな感じです。紺色のシェードにお店の名前があるだけで看板などは一切無く、とてもケーキ屋さんに見えないです。
お店の前には開店前から長蛇の列ができ、シャッターが開くのをじっと待っています。ただ、お店が開いても店内が狭いので、お客は数人しか中に入れません。しかも生ケーキはどれも700円以上、種類によっては1000円近くと正直お高いです。
でもベーキングパウダーを一切使わない、原材料が厳選され高品質、1つ1つ手を抜かずに作られている、などなどの内容を考えれば、逆にお得感があり、5個以上まとめ買いする人が多かったです。
お店の人の対応も凄く親切で、ケーキについて質問すれば何でも答えて頂けました。
ジャン=ポール・エヴァンの下で学んだオーナーシェフ
オーナーパティシエの「石井ヴァンソン敬子」さんはフランスの超一流ショコラティエ「ジャン=ポール・エヴァン 」やパリの四つ星ホテル「ロワイヤル・モルソー」のスーシェフを担当するなど、計7年間フランスで修行し、2006年にこのお店を開いたそうです。
日曜日に1人で作業をするエヴァン氏に直訴して弟子入りを志願し、直に厳しい指導を受けるなど、非常にガッツのある方のようで、エヴァン氏直伝の卓越した技術の数々は、お店のケーキにも存分に活かされているようです。
並んでも食べたいケーキがここにある
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そんな石井シェフのこだわりは「作ったケーキを作り置きしないこと」なのだそうです。なので多くのケーキは店頭で注文を受けてから作り始めて「作り立てを受け渡す」という作業になり、そこにお客が殺到する形になります。
しかも店内は狭くて数人しか入れず、お客の大部分は最低でも1時間半~2時間は「お店の外で待つ」ことになります。(※ガードマンが常駐して列を管理とも)
ここを「我慢できるかどうか」を良く考えてからお店に行く必要があり、暑さ寒さが苦手な人は夏と冬を避けて、春と秋に行くと良いかも知れません。
SNSでは数年間いくチャンスを狙って「やっと買えた」という人も居て、ある意味ではスイーツ道の厳しさや奥深さを改めて再認識できるお店で、この「長時間並んでも食べたいケーキ」こそが、カーヴァンソンを支えているのだと思いました。
店舗の詳細
パティスリー カーヴァンソン 2006年オープン | |
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住所 | 東京都新宿区筑土八幡町1-2 第3NKビル 1F |
電話番号 | 03-5228-3931 予約不可 |
営業時間 | 不定営業 ※HPもしくは店頭にて要確認(目安として1ヶ月/5〜6日 程度オープン) |
定休日 | だいたい休業しています |
店舗形態 | 洋菓子専門店 |
価格帯 (1単価) | 800円~1000円台 |
イートイン | 無し |
駐車場 | 無し 近くにコイン・パーキングあり |
特記事項 | 完全禁煙、店内の撮影禁止、月5日~6日程度の不定期営業 |
公式サイト | パティスリー カーヴァンソン |
近くの 観光地 | 小石川後楽園 |
Googleマップの口コミリンク
お店の地図情報と口コミがご覧になれます。
テイクアウト用の休憩ベンチ
お店周辺で検索しご紹介しています。「飯田橋プラーノの1階」には20人ぐらいが座れるベンチとテーブルがあります。
他にも飯田橋ラムラなど、駅周辺には多数の休憩スペースがあります。