お得なクッキー缶と人気スイーツ6点
焼き菓子で一番人気の「ミックスクッキー」(1600円+税)。上下2段に別れた大容量で、9種類のクッキー+隙間にも小さいクッキーをたくさん詰めて「動かない様にしている」という、大変良心的な一品。
出来栄えも素晴らしく、例えば赤いハート型はバタークッキーに「甘酸っぱいラズベリージャムがたっぷり」塗られてサクホロ。
他のもチョコやナッツ、フルーツジャムを様々に組み合わせて、1種類ごとに個性的に仕上げてあり、大満足できました。
こちらも人気の「シェル」(600円+税)。シェル、つまり貝クッキーという意味ですが、濃厚バターの外サクで中しっとりなクッキー生地に、酸味が程よく効いた杏のジャムが挟まって、めっちゃ美味しいです。
形が可愛いのでこんな風に並べれば、ホームパーティーなどでも便利に使えそうです。
お値段以上と評判の「フィナンシェ」(160円+税)。焦がしバターとアーモンドの風味が半端ないです。もう口の中全体で味わえるほど濃厚&トロけます。
いやこれほんと、最高に美味しい… 3個しか買わなかったのをめっちゃ後悔したぐらいで、間違いなく今日一番だと思いました。
一番人気の「ザッハトルテ」(400円+税:生クリームは別売りで100円+税)です。
表面のスイートチョコ(スイス産)は香り豊かでほろ苦く濃厚で、少し酸味を感じる味わい。中のチョコスポンジは柔らかくしっとりとして、こちらもカカオ味がしっかりしています。
チョコとスポンジの間には杏のジャムが塗られ、酸味がいいアクセントに。フワッと軽い生クリームとも相性バッチリ。
全体に十分甘いのですが、苦さとのバランスがよく、何故か甘さをそれほど感じないのが不思議でした。だから意外と後味も軽く食べられます。
ただ、いわゆる定番ザッハの様なズシッとくる重厚さはなく、それを求めている人が食べると「あれっ?」という感じになるかと。
逆に言うと「ザッハは苦手」という人も美味しく食べられる「万人向けの濃厚チョコケーキ」と考えると、しっくり来ると思いました。とっても美味しかったです。
2番人気は「いちごのケーキ」(450円+税)です。イートインで食べるとクッキーが1個サービス。
ふんわりときめが細く滑らかなスポンジ。ミルキーで濃厚なのに、スッと口の中で無くなる上品な甘さの生クリーム…
本当に素晴らしい出来栄えで、パクパクと止まらなくなるほど美味しかったです。こちらは焼き菓子と一緒に、お土産で2個買いました。
みんながまとめ買いするので、すぐに売り切れる「シュークリーム」(160円+税)です。私は4個買いました。
舌触りが滑らかなディプロマットクリーム(カスタード+生クリーム)は甘さ控えめで、凄く上品な味わい。旨味たっぷりでさっくりなシュー皮とのバランスが絶妙。めっちゃ美味しいです。
ちょっと小ぶりですけど、この出来栄えで160円というのは無いでしょう。完全にお値段以上で、すぐ売り切れちゃうのも良くわかります。
その他、ナッツやドライフルーツがたっぷりでスパイシーな12月限定の「シュトーレン」(上記写真:3600円+税)新鮮な自家製和栗で作った秋限定の「モンブラン」(600円+税:9月~10月)などがインスタでは人気になっていました。
まとめ-すごく良心的で焼き菓子は種類が豊富
以上ですが、一口に言うとすごく良心的なお店です。この出来栄えでこのお値段では、そりゃ人気になりますよ。週末はいつも開店前から行列ができ、上でご紹介した人気の品は争奪戦になるみたいです。
焼き菓子も今回ご紹介したのはほんのごくごく一部。他にもたくさんの種類があり、Twitterでも↓
もうすぐランチだけど…おやつ🤭
頂き物の焼き菓子…めちゃめちゃ美味しい✨ご馳走さまです!
ガレットが1番お気に入り#リリエンベルグ pic.twitter.com/WIrRxptVP3— sachiko (@Brad_Jon_Daisy) January 9, 2020
めっちゃ美味しそう… やはり焼き菓子に関しては、神奈川県の中でも「飛び抜けたクオリティー」だと思います。
ファンタジックな外観が特徴、駐車場も広い
今回は売り切れ必至という事で、早起きして出掛けました。お店は閑静な住宅街の一角にあり、見た通りファンタジックな外観が特徴的。
着いたのは開店直後だったのですが、案の定、行列が出来ていて、パシャパシャと写真を撮っている人がたくさん居ます。
お店には専用駐車場が2箇所、合計10台分ぐらいありましたが、すでに満車で、向かいのコインパーキング(15台)に入れました。
店内は入場制限あり、生ケーキはドンドン無くなる
入場制限の順番を待ってお店に入ります。ツリー風(童話のジャックと豆の木?)の飾り棚に「お目当ての焼き菓子」がいっぱいあり、速攻で確保。お店の中も中世の館風な作りで、すごく可愛かったです。
年季の入ったシックなショーケースの生ケーキは「みるみる減っていく」ので無我夢中で注文し、そのままティールーム(小学生以下は入場不可)へ直行します。
ティールームはアットホームな雰囲気で居心地が良い
ここでも15分ほど少し待たされましたが、なんとか座れました。ティールームのテーブルは大きな一枚板を利用したアットホームな雰囲気。テーブルを囲むように、椅子が10席ほど置かれています。
ちなみにこちらはイートイン限定の「いちごのパフェ」で…
パルメザンチーズがかかってたり、マスカルポーネのムースが入ってたり、アクセントがあって美味しい💕オリーブのアイスも合ってた💓
可愛くてめっちゃ美味しそう… 季節によって具材もいろいろ変わるので、食べごたえがありそうです。
席の間隔は適度にあり、テーブルが大きくて向かい合う距離も離れているので、せま苦しさは感じませんでした。
またお店の前の広いウッドデッキには10席ほどのテラス席があり、気候の良くなる春からは、利用客が増えるそうです。
ドリンクメニューはブレンドコーヒー、ダージリン、アールグレイ、アッサムが一律500円(Hot&Ice)他にアイス抹茶ラテ(700円)、アイスチョコレート(600円)、自家製ジンジャーエール(600円)がありました。全て税抜き価格です。
私はブレンドコーヒー、相棒はアールグレイを頂きましたがとっても美味しく、店員さんも優しくフレンドリーな方ばかりで、楽しいひと時を過ごす事ができました。
あと、このお店は電話でケーキの事前予約が可能なので、確実にゲットしたい人は、予約してから指定日に来店するのがオススメです。
予約のケーキはメインの建物の左側にある専用窓口から、すぐに受け取れます。
オーナーシェフは手作りにこだわる日本洋菓子界の重鎮
オーナーシェフは横溝春雄さん。知る人ぞ知る日本洋菓子界の重鎮で、以前こちらの記事でご紹介したモカロールなど、日本に洋菓子を根付かせた神田の名店「エスワイル」で約5年半修行したのち、1972年、23歳の時に渡欧します。
渡欧後はドイツ、スイス、オーストリアなど、数カ国を渡り歩き、約5年間の厳しい修行を経て、29歳で帰国。その後は新宿中村屋グロリエッテで11年間シェフを務め上げ、1988年、40歳の時に独立し、リリエンベルグをオープンさせました。
リリエンベルグとはドイツ語で「百合の丘」という意味。まさしくこの新百合ヶ丘で見事に大輪の花を開かせ、70歳を超えた今もなお、現役でバックヤードに立ち続けています。
そんな横溝シェフのこだわりは「とにかく鮮度にこだわり、1つ1つのケーキを心を込めて作ること」だそうで、そういう丁寧な仕事が、神奈川県下のみならず、全国のスイーツファンから「愛されている理由」なのかも知れません。
店舗の詳細
リリエンベルグ 1988年オープン | |
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住所 | 神奈川県川崎市麻生区上麻生4-18-17 |
電話番号 | 044-966-7511 予約可 |
営業時間 | 10:00~18:00、日曜営業 |
定休日 | 火曜、第1・3・5の月曜 |
店舗形態 | 洋菓子専門店 |
価格帯 (1単価) | スイーツ:300円~400円台が主流 |
イートイン | あり ティールーム10席、他にテラス席が10席ほど |
駐車場 | あり 10台 |
特記事項 | 完全禁煙、カード不可、電子マネー不可、ティールームは小学生以下は入場不可 |
公式HP | リリエンベルグ |
オンラインショップ | リリエンベルグ:オンラインショップ |
Googleマップの口コミリンク
お店の地図情報と口コミがご覧になれます。
テイクアウト用の休憩ベンチ
お店周辺で検索しご紹介しています。新百合ヶ丘駅前にある「新百合ヶ丘エルミロード」には幾つかの休憩ベンチがあって飲食が可能です(詳しくは下記ページの各種サービス→休憩スペースをご参照下さい)