手作りにこだわる超濃厚ケーキ4点
この投稿をInstagramで見る
テレビ番組で紹介されて大ブレイクしている「ミルフィーユ オ フランボワーズ」(520円税別)です。
香ばしくてパリパリのミルフィーユに、少し硬めで舌にまつわり付く、超濃厚なカスタードクリームという組み合わせ。
完全クラシカルな一品かと思いきや、中のフランボーズの酸味が素晴らしいアクセントになっていて、全体の旨味がグンと上がっている感じがしました。
生地とクリームと酸味の”バランスと一体感”が素晴らしいです。少し甘めな味付けですけど、めっちゃ美味しかったです。
あと、このミルフィーユだけは「1人2個限定の販売」になっていて、お店から配られる整理券が無いと「購入する事ができない」のでご注意ください。
この投稿をInstagramで見る
2番人気の「フレジエ」(450円税別)です。
まるで絵に書いたようでとっても綺麗です。豆感たっぷりのもったりとしたピスタチオのムースリーヌ(カスタード+バター)と、滑らかなビスキュイのハーモニー。そこに甘酸っぱくジュシーな苺が、とてもよくマッチしてました。
お値段的にも大満足で、王道一直線な作り。少し甘めですけど、素材の旨さを存分に味わえる一品で、すごく美味しかったです。
この投稿をInstagramで見る
人気の「タルトフリュイルージュ」(450円税別)です。これも見た目バッチリ。
ごく普通のフルーツタルトかと思いきや全然違いまして、中には少しミルキーで酸味のあるコンフィチュールのクリームと、かなり酸味のあるサワークリームがダブルで入っていて、上のフルーツの旨味が、より際立っている感じがしました。
土台のタルトはサクサクで後味も爽やか、甘さも控えめで、とっても美味しかったです。
この投稿をInstagramで見る
お店の代表作「レピキュリアン」(500円税別)です。
見た目通りのシブーストで、上のキャラメリゼをスプーンでパリパリと割りながら食べると、ほろ苦いカラメルに、フワッと軽い口当たりのシブーストクリームが”渾然一体”となって、クラクラするほど美味しいです。
中心にはラズベリーのコンフィチュール、この酸味がいいアクセントになり、土台のタルトも香ばしくてサクサクなのですが、その中に濃厚でミルキーなクレーム・ディプロマット(カスタード+生クリーム)と、刻みリンゴのソテーがたっぷり詰まっていて、もう非の打ち所がない出来栄えだと思いました。
まとめ-普通に見えて独創的なケーキが多い
以上ですが、見た目はクラシカルなケーキなんですけど、そこにオーナーシェフのこだわりがキッチリと表現されていて、他では味わえない逸品に仕上がっていると感じました。あとTwitterでは↓
レピキュリアン@吉祥寺
カラメルとバニラのムース(名前は決まってないそうです…)
スフォリアテッラアントルメのこの美しさ😳
アントルメでは、他にフレジエとタルトフレーズがありましたが、食べたことのないこちらをチョイス。お味も抜群でした😉 pic.twitter.com/UXx8CmR7br— rainbow-kid (@yw92206800) July 14, 2019
めっちゃ美味しそう… 見た目も凝っていてお値段的にも場所柄と「当日の完全手作りでこの完成度」を考えれば、かなり安いと思いますし、だからこそ”たくさんのリピーター”が生まれているのかも知れません。
黒いシックなシェードが目印、独特の販売方法も
この投稿をInstagramで見る
吉祥寺駅からは徒歩2分。黒いシェードが目印です。
すごい行列ですね… でもこれは2019年の3月頃で最近はそれほどでもありません。
店内は白が基調のお洒落な雰囲気。レトロなショーケースの中には10種類ほどのケーキが並び、焼き菓子も意外に豊富でした。
と、褒めるのはココまでで「ちょっとなー」と思う所も多々あったので、残念ですが書いておきます。
このお店は当日売りのケーキをその日に作り始めるので「いつ開くか分からない」とリピーターの間でも評判で、営業日(金土日祝日)となっている日でも「突発的に休業」(事前に張り紙があるとかないとか)になったりするから、注意が必要です。
正確な開店時間は店員さんに聞いても分からず、オーナーさん次第なようで、噂レベルの話ですが「土日は大体やっている事が多いらしい」です。
あと人気のミルフィーユの整理券は「整理券下さい」と店員さんに直接言わないと貰えません。
整理券は大体お昼の12時頃から配られ、14時頃から品物の受け渡しが始まるのが通例です。
この投稿をInstagramで見る
イートインもお洒落な1人席が8つあるのですが、最近は「やるかやらないかイマイチはっきりしない」場合も多く、お客の入りが多い場合は中止になったり、かと思えば突発的に「いまからどうぞ」という話になったりする事もあるようです。
普通にイートインをやる場合でも14時からなので、やってたら利用するという感じなのでしょうか。私が伺った時は利用できませんでした。
ただ店員さんの応対に問題はなく、お店の営業方針にちょっと難があるというか、当日にシェフが1から作りながら販売するので独特なんですね。この辺りは事前に把握した上で行った方が良いと思います。
※2021年6月からイートインが復活したとの情報があります。ただし利用できるかどうかは、お店に行ってみないと分かりません。
フランスの名店で修業した職人気質のオーナーシェフ
オーナーシェフは金子哲也さん。お父さんが料理好きだった事から料理の道に進まれ、日本におけるフランス洋菓子ブームの「火付け役」と言われている六本木の老舗「ルコント」のオーナーシェフ「アンドレ・ルコント」氏の下で4年間修行します。
その後は市ヶ谷の名店「シェ・シーマ」(現在は閉店)や、世田谷の老舗「オーボンヴュータン」で1年半の修行を経て渡仏。
渡仏後は1975年創業のパリの2つ星レストラン「ジャック・カーニャ」のシェフパティシエを2年務めるなど、合計3年半に及ぶ厳しい修行を経て帰国し、1996年にこのお店をオープンさせました。
そんな金子シェフのこだわりは「お店に出すケーキは必ず自分で作る」ことだそうで、営業日には朝6時には出勤して仕込みを始め「ケーキを作りながら出す」という作業を1日中繰り返すのだとか。
かなり職人気質な方の様で、ケーキ作りはお弟子さんにやらせず「全部1人で作っている」らしいのです。いわゆる「見て覚えろ」って奴で、今どき珍しいです。これでは週末営業も仕方ないのかも… 連日の通常営業では体が持たないでしょう。
また、こういう確固たるこだわりがあるからこそ、本当の美味さを求めるスイーツファンがこのお店を評価して「インスタの大人気」に繋がっているのかも知れません。
店舗の詳細
レピキュリアン 1996年オープン | |
---|---|
住所 | 東京都武蔵野市吉祥寺南町1-9-5 |
電話番号 | 0422-46-6288 予約不可 |
営業時間 | [金土日祝日]大体の目安ですが12時頃~19時まで。 ※現在は12時~18時までの時短営業中。 12時は焼き菓子のみの販売、13時頃からケーキが並び始め、14時からミルフィーユの販売が開始。 営業日でも突発的に休みになったりします。 |
定休日 | 月火水木 |
店舗形態 | 洋菓子専門店 |
価格帯 (1単価) | 生ケーキ:400円~500円台(税込)が主流 |
イートイン | あり 8席 基本は14時からですが、お店の都合で利用できない日もあります。 ※ |
駐車場 | なし |
特記事項 | 完全禁煙、子供可、カード不可、店内は撮影禁止 |
SNS |
Googleマップの口コミリンク
お店の地図情報と口コミがご覧になれます。
テイクアウト用の休憩ベンチ
お店周辺で検索しご紹介しています。吉祥寺駅北口からすぐの東急百貨店やコピス吉祥寺には持ち込み可能な無料イートインスペースが沢山あり、ゆっくりケーキを食べる事ができます。